映像に音を付ける仕事
2014年8月10日日曜日
やっぱりブログとか”続ける”ものって向かないんだな。HPの更新も面倒というか忙しくて時間がないというか、その間に引っ越しやらなんやらで、ま、言い訳は色々あるわけだけど。とりあえず、今年公開になった映像作品並べますと、「最高の離婚2014」、「偉大なる、しゅららぼん」の後は「女子ーズ」「バラ色のブー子」絶賛放送中!「アオイホノオ」、LaLaTV 8/23&8/30放送予定の「エンドレスアフェア」等があります。ドキュメンタリーでは、「NHKスペシャル:廃炉への道2回シリーズ」それと、今月8月13日に放送予定の「NHKスペシャル:狂気の戦場 ペリリュー〜”忘れられた島”の記録〜」があります。特にペリリュー島のドキュメンタリーは是非視聴して頂きたい番組です。
2014年1月6日月曜日
2014年ですね。
やっぱりブログを定期的に書くなんて事は向いてないので、気がつけば前回から数ヶ月経ちましたね。自分のサイトを更新しました(これまた久しぶり)。リンクを張りながら調べものをしてる時に渡辺謙さん出演のドコモのCMを沢山担当させて頂いてたんだなと思い返してここにリンクを張ってみました。
最近のものからさかのぼりますが、この二つはStrongというシリーズです。
渡辺謙さんと村田諒太さん
http://www.youtube.com/watch?v=qlKnvhvlCNA&list=PLB334710B4B8111A8&index=12
上記と同じ曲を最初に書いたのはこの渡辺謙さんと本田さんのバージョンでした。
http://www.youtube.com/watch?v=Di2A4fz5ZW8
それ以前にもクラシックをアレンジするシリーズをしばらく担当してました。
渡辺謙さん、木村文乃さん、布袋寅泰さんの出演
http://www.youtube.com/watch?v=5pjCgq5TS_A
朝倉あきさん出演の「上京篇」というタイトルでしたね。
http://www.youtube.com/watch?v=DaVyRzflnrA
個人的に結構好きだった「名刺篇」
http://www.youtube.com/watch?v=bb3fWOnet90
「冬Coming Soon」というタイトルが付いてたのを今知ってビックリの、
http://www.youtube.com/watch?v=43Qp5yPCE2k
マンボのリズムの、これはオリジナルの書き下ろし。謙さんの癖毛が拭いてもらった後に直ってるって演出がいいよね!(シリーズの演出は中島信也さんです)
http://www.youtube.com/watch?v=gTqYjOQ7R_M
謙さんは出演してませんが、同じシリーズでこれもやりました。ギターは自分で弾いてますね。
http://www.youtube.com/watch?v=dXs0nKhl3pI
このシリーズの一番最初は瀬戸朝香さんと今年春公開の「偉大なる、しゅららぼん」にも出演の岡田君が出演していた「タブレット篇」
http://www.youtube.com/watch?v=-FmD5PHI20A
最近こういうシリーズのようにちゃんと人を描けていて、最後に笑いも誘えるCMがめっきり少なくなったのが近年CMをあまり書かなくなった理由ですね。
最近のものからさかのぼりますが、この二つはStrongというシリーズです。
渡辺謙さんと村田諒太さん
http://www.youtube.com/watch?v=qlKnvhvlCNA&list=PLB334710B4B8111A8&index=12
上記と同じ曲を最初に書いたのはこの渡辺謙さんと本田さんのバージョンでした。
http://www.youtube.com/watch?v=Di2A4fz5ZW8
それ以前にもクラシックをアレンジするシリーズをしばらく担当してました。
渡辺謙さん、木村文乃さん、布袋寅泰さんの出演
http://www.youtube.com/watch?v=5pjCgq5TS_A
朝倉あきさん出演の「上京篇」というタイトルでしたね。
http://www.youtube.com/watch?v=DaVyRzflnrA
個人的に結構好きだった「名刺篇」
http://www.youtube.com/watch?v=bb3fWOnet90
「冬Coming Soon」というタイトルが付いてたのを今知ってビックリの、
http://www.youtube.com/watch?v=43Qp5yPCE2k
マンボのリズムの、これはオリジナルの書き下ろし。謙さんの癖毛が拭いてもらった後に直ってるって演出がいいよね!(シリーズの演出は中島信也さんです)
http://www.youtube.com/watch?v=gTqYjOQ7R_M
謙さんは出演してませんが、同じシリーズでこれもやりました。ギターは自分で弾いてますね。
http://www.youtube.com/watch?v=dXs0nKhl3pI
このシリーズの一番最初は瀬戸朝香さんと今年春公開の「偉大なる、しゅららぼん」にも出演の岡田君が出演していた「タブレット篇」
http://www.youtube.com/watch?v=-FmD5PHI20A
最近こういうシリーズのようにちゃんと人を描けていて、最後に笑いも誘えるCMがめっきり少なくなったのが近年CMをあまり書かなくなった理由ですね。
2013年7月27日土曜日
天魔さんがゆく
既に第2話までの放送が終わりましたが、福田監督ドラマの音楽を担当しています。オープニングは堂本剛さんの作曲で僕の楽曲ではないのですが、ドラマの中の音楽は僕が書きました。テーマ曲にはオンドマルトノの音色を使いたかったので、勿論、原田節にお願いしました。過去にバトスピやコドモ警察のテーマ曲でもご一緒した事があります。今回テーマ曲以外にも「日本の怪談系の感じ」でお願いします、と譜面に書けないような事もアドリブしてもらいました。そうそうお化けが天国へ昇天するシーンに付けてる曲のメロディーもオンドマルトノをフューチャーしてます。
2013年7月12日金曜日
アナログ盤、ヴァイナル、レコード
本日情報解禁になりました。「HK/変態仮面」のアナログ盤が発売される事になりました。焼き鳥以外に事務所に決してワガママを言わない僕ですが、これは出してくれないと事務所を辞めると泣きわめいてリリースしてもらえるように尽力してもらいました。内容はCD盤と同じですが、アナログ盤ですので、A面からB面へひっくり返す事ができます。つまり変態仮面から偽変態仮面へ、あの「内側を外側に向けて被っている!」を疑似体験できる事ができます。甘美なヴァイナルの匂いが実体験できます。というわけでプレイヤー持っていない人も是非!
http://tower.jp/article/news/2013/07/12/n14/?kid=psmtwmde
http://tower.jp/article/news/2013/07/12/n14/?kid=psmtwmde
2013年7月11日木曜日
「HK/変態仮面」サントラ発売
ヤッホ〜!明日12日にサントラが発売になります。書いてる時はサントラの事を考える余裕は全くなかったけど、サントラがリリースできて非常に嬉しい。なにしろ時間も予算もなくて、おまけに編集がなかなかロックされなくて最終的には延べにすると4〜5日しか時間がなかった。このサントラのためにProToolsのデータを再び開いてサントラ用に幾つかのトラックを復活させたりしたけど、作曲作業の最後の二日間のバックアップやファイル名の付け方の雑な事ったら、、、普段「徹夜自慢している作曲家はアマチュア」とか言って周りから批判されたりしてる僕ですが、この仕事の最後の二日は徹夜した。
サントラ・スペシャル・パッケージの付録の福田監督との対談の中でも触れているんだけど、僕と福田監督は周囲の人が想像するほどちゃんと話をした事がない。ヨシヒコの時も音楽のために直接打ち合わせした記憶がないし。HKも打ち合わせなしで作業を始めた。さらに当初予算の都合でサントラのために1曲だけ書き下ろす予定だったけど、上がって来たきたオフライン映像の面白さが半端なくてどうしても全部書きたくなってしまった(この気持ち、映画観た人は分かると思うけど)。全曲書きたい旨を事務所に相談する時間もなく(だってそこから制作サイドに話が行って返事が帰ってくるのを待ってたらどうしたって締め切りすぎちゃうようなスケジュールだったし)、予算がないので、作曲、アレンジ、打ち込み、ミックスまで全部やらなきゃいけなかったしで。というわけで普段にも増して孤独な作業(と言う割に結構楽しんで書いたけど)の4日間だった。
そんなスケジュールだったので、僕がミックスしたトラックは曲毎のバラツキがかなりあって、今回サントラのマスタリングをしていただいたTHE MASTERの宮本さんにはほんとにお世話になった。マスタリング作業は毎回ありがたい作業なのだが今回は格別に助けてもらったし、宮本さんの技の凄さを目の前で見せつけられた。
映画製作開始当初はサントラの予定がなかったのだが、僕のわがままに付き合って頂いた制作委員会、タワーレコード、そして事務所のスタッフの皆様、どうもありがとうございました!
サントラ・スペシャル・パッケージの付録の福田監督との対談の中でも触れているんだけど、僕と福田監督は周囲の人が想像するほどちゃんと話をした事がない。ヨシヒコの時も音楽のために直接打ち合わせした記憶がないし。HKも打ち合わせなしで作業を始めた。さらに当初予算の都合でサントラのために1曲だけ書き下ろす予定だったけど、上がって来たきたオフライン映像の面白さが半端なくてどうしても全部書きたくなってしまった(この気持ち、映画観た人は分かると思うけど)。全曲書きたい旨を事務所に相談する時間もなく(だってそこから制作サイドに話が行って返事が帰ってくるのを待ってたらどうしたって締め切りすぎちゃうようなスケジュールだったし)、予算がないので、作曲、アレンジ、打ち込み、ミックスまで全部やらなきゃいけなかったしで。というわけで普段にも増して孤独な作業(と言う割に結構楽しんで書いたけど)の4日間だった。
そんなスケジュールだったので、僕がミックスしたトラックは曲毎のバラツキがかなりあって、今回サントラのマスタリングをしていただいたTHE MASTERの宮本さんにはほんとにお世話になった。マスタリング作業は毎回ありがたい作業なのだが今回は格別に助けてもらったし、宮本さんの技の凄さを目の前で見せつけられた。
映画製作開始当初はサントラの予定がなかったのだが、僕のわがままに付き合って頂いた制作委員会、タワーレコード、そして事務所のスタッフの皆様、どうもありがとうございました!
2013年6月18日火曜日
映画「俺はまだ本気出してないだけ」
映画「俺はまだ本気出してないだけ」で期せずして堤真一さんの歌手ビュー曲を作曲させて頂く機会を得ました。本人が舞台挨拶で音痴だと自らおっしゃってましたが、音程はそうだとしてもあの歌い回しは本人が自分で演出されているし、誰かがカラオケで「大黒シズオ」のマネをして成立するキャラを歌に込める事ができるというのは、やっぱりスゴイ事なんですよ。映画も原作のマンガファンを裏切る事のない面白いできです。iTunesで期間限定でダウンロード販売なそうです。
2013年4月12日金曜日
ドラマ「最高の離婚」BGMについて その2 バイオリニスト
ドラマの放送は終わってしまったけど、サントラは発売中ですのでDVDが発売予定の7月までの間「最高の離婚」を音楽で楽しんでください。
パリ録音の準備の手始めはミュージシャンを誰に頼むかという事でした。単に音楽用(?)CDを作るためにマヌーシュ・ジャズのレコーディングをするのではなく、劇伴の音楽としてドラマの中でセリフと共存させる事が最大の目的。となるとミュージシャンの選択もそれに影響してくる。こういう時にYoutubeとfacebook、それと頻度は少ないけどLinkedInはすごく便利。それでコンタクトしたのが、バイオリニストのDaniel John Martin。彼をYoutubeで見つけた。近年のマヌーシュ・ジャズを聞き慣れている人はうなずいてくれると思うが、このジャンルは楽器編成も使用されている楽器も軽く50年以上(もっと長いけど)全く変わっていない。そうするとジャズの進化もそうなんだけど、一つのジャンルの中で新しい事をしていこうとするとテンポが速くて超絶技巧になっていくというのが世の常。マヌーシュ・ジャズも当然のようにハイテク化していく。最近の新録音のマヌーシュ系インストのほとんどがかなりのハイテンポ。当然ドラマ、特に最高の離婚のようにセリフの多いドラマとは相性が良くない。Youtube上で様々なバイオリニストを探した。ダニエルが最初に目に留まり、他のバイオリニストも何人もチェックしたんだけど、次の日でも記憶に残ったのがダニエルだった。それは彼がライブ中にボーカルもとるからだった。だから彼のバイオリンも(勿論どのバイオリニストも歌心はあるんだけど)歌うような節回しというか、とにかく滑らかな感じがした。それもテクじゃなくて歌のように直接心に入ってくるような感じで。
それとアドリブパートの組み立て方(本人はただ自然にやってるだけだと思うが)が素晴らしい。アドリブパートって何が大事かって最初の入り口と最後の結び。ここがすごくメロディアスだと劇伴でもすごく助かる。
サントラCDに、バイオリンとアコーディオンのデュエットバージョンが収録されているんだけど、それは当日その場でリハなしに弾いてもらったテイク。普段からいっしょに仕事をしているダニエルとアコーディオンのLudoとは言え、二人とも言語レベルで音楽のコミュニーケションが可能な二人だからこそレコーディングできたバージョンだと思う。特にエンディングはモニターしながら「これどうやってまとめるんだろ??」と凄く期待し、なおかつ作家冥利につきる10数秒だった。二人で目線は合わせていたけど、僕がテンポ感を伝えただけで、譜面やメモ書き、こうやって終わろう〜なんて会話は一切なしで録音始めて、素晴らしいエンディングを披露してくれた。マイク・チェックとテンポの確認のために途中まで弾いたテイクもあったけど(今回のレコーディングも何も言わずにほっとくと皆どんどんテンポが上がって音数が増えるw)、CDに収録されてるのが事実上ファースト・テイク。素晴らしかったのでファーストテイクで終了。自分の曲をここまで膨らませてくれるならもう数回聞きたいところだったけどねw。
ダニエルに最初にコンタクトをとって、他のミュージシャンを紹介してもらった。レコーディングの前に全てのミュージシャンとfacebookでやりとりして自己紹介を済ませ、中にはfb上で共通の友達が見つかったりして、そういう事も事前の大事な準備の一つだね、最近は。
パリ録音の準備の手始めはミュージシャンを誰に頼むかという事でした。単に音楽用(?)CDを作るためにマヌーシュ・ジャズのレコーディングをするのではなく、劇伴の音楽としてドラマの中でセリフと共存させる事が最大の目的。となるとミュージシャンの選択もそれに影響してくる。こういう時にYoutubeとfacebook、それと頻度は少ないけどLinkedInはすごく便利。それでコンタクトしたのが、バイオリニストのDaniel John Martin。彼をYoutubeで見つけた。近年のマヌーシュ・ジャズを聞き慣れている人はうなずいてくれると思うが、このジャンルは楽器編成も使用されている楽器も軽く50年以上(もっと長いけど)全く変わっていない。そうするとジャズの進化もそうなんだけど、一つのジャンルの中で新しい事をしていこうとするとテンポが速くて超絶技巧になっていくというのが世の常。マヌーシュ・ジャズも当然のようにハイテク化していく。最近の新録音のマヌーシュ系インストのほとんどがかなりのハイテンポ。当然ドラマ、特に最高の離婚のようにセリフの多いドラマとは相性が良くない。Youtube上で様々なバイオリニストを探した。ダニエルが最初に目に留まり、他のバイオリニストも何人もチェックしたんだけど、次の日でも記憶に残ったのがダニエルだった。それは彼がライブ中にボーカルもとるからだった。だから彼のバイオリンも(勿論どのバイオリニストも歌心はあるんだけど)歌うような節回しというか、とにかく滑らかな感じがした。それもテクじゃなくて歌のように直接心に入ってくるような感じで。
それとアドリブパートの組み立て方(本人はただ自然にやってるだけだと思うが)が素晴らしい。アドリブパートって何が大事かって最初の入り口と最後の結び。ここがすごくメロディアスだと劇伴でもすごく助かる。
サントラCDに、バイオリンとアコーディオンのデュエットバージョンが収録されているんだけど、それは当日その場でリハなしに弾いてもらったテイク。普段からいっしょに仕事をしているダニエルとアコーディオンのLudoとは言え、二人とも言語レベルで音楽のコミュニーケションが可能な二人だからこそレコーディングできたバージョンだと思う。特にエンディングはモニターしながら「これどうやってまとめるんだろ??」と凄く期待し、なおかつ作家冥利につきる10数秒だった。二人で目線は合わせていたけど、僕がテンポ感を伝えただけで、譜面やメモ書き、こうやって終わろう〜なんて会話は一切なしで録音始めて、素晴らしいエンディングを披露してくれた。マイク・チェックとテンポの確認のために途中まで弾いたテイクもあったけど(今回のレコーディングも何も言わずにほっとくと皆どんどんテンポが上がって音数が増えるw)、CDに収録されてるのが事実上ファースト・テイク。素晴らしかったのでファーストテイクで終了。自分の曲をここまで膨らませてくれるならもう数回聞きたいところだったけどねw。
ダニエルに最初にコンタクトをとって、他のミュージシャンを紹介してもらった。レコーディングの前に全てのミュージシャンとfacebookでやりとりして自己紹介を済ませ、中にはfb上で共通の友達が見つかったりして、そういう事も事前の大事な準備の一つだね、最近は。
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