2013年2月12日火曜日

映画「コドモ警察」試写会

昨日は映画「コドモ警察」の関係者試写で、砧の東宝スタジオに行ってきました。公開は3月20日なのでもうすぐですね。試写室で僕の隣席が上地春菜だったんで、後で写真を一緒に撮ってもらいましたw。福田監督のドラマ・映画は全部そうですが、アドリブでやっているような芝居もかなりの割合で台本通りなんです。上地さんがまるでアドリブでやっているような部分もやっぱり台本通りなんです。でもそれは役者に相当の技量がなければできない事ですよね。音楽に置き換えてみても、その場のアドリブだと思っていたソロが実は全部書譜だったら、、、ね。どちらにしてもそれがアドリブかどうかなんて作品として観た場合はどちらでも良い事です。完成度が高ければ(自然に聞こえれば)書譜であろうとなかろうと。僕は全く練習しないで素晴らしいミュージシャンになれた人を目の前で観た事がないんです。であれば、そのミュージシャンの表現している音は全て過去の練習の積み重ねですからね。そういう意味では100パーセントのインプロビゼーションってほんとうにあるのかというと多分ないと思います。確かに共演する相手との化学反応はあるでしょうけどね。

2013年2月6日水曜日

ドラマ「最高の離婚」BGMについて その1 ギタリスト

ドラマの中で使われている音楽のマヌーシュ・ジャズ(またはジプシー・ジャズとも呼ばれる)は12月の初旬にパリで録音してきました。僕宛のメールでドラマで使われている音楽でギターを弾いてるのは僕か?と問い合わせがいくつかあったんだけど、残念ながら僕ではなく、Sammy Daussatです。デモトラックでは自分で弾いたんだけど、この手の音楽はやっぱり本場で録音しないとシズル感が出ません。名人の余裕の演奏がセリフの邪魔にならず、なおかつ芝居に軽快な感じを添えてるんです。

日本ではガムシャラに弾いたり、眉間に皺を寄せながら演奏しているミュージシャンが好まれる傾向があるように感じるけど(それでお客さんが楽しんでいるならそれでいいんだけど)、そういう演奏ではテンポが遅かろうが、音数を減らそうがやっぱりセリフや芝居の邪魔になると思う。

Sammyはリズムは抜群に正確で、なおかつ明るいグルーブがあって、それがマイナーチューンでも暗くならない理由だと思う。マヌーシュ・ジャズの一般的な楽器構成にはドラムは入らないので、ギタリストがドラムの役割を担うんです。だからギタリストが二人いる編成も珍しくないし。Sammyのギターがどこのメーカーかは覚えてないけど、ピックは割と普通の暑さだった。僕がマカフェリタイプのギターを弾くときは、2mmから4mmの厚さのピックを使ってる。Sammyのは多分1mmの日本で良くみるドロップ型のピックだった。

ドラマの予告編用にテーマ曲の編集をしたんだけど、Sammyのトラックはグリッド(DAWの小節単位の境目)に合わせてハサミをパンパンと入れて出来上がり。普通は編集した後に波形の頭が欠けたりする事もあるので微調整するんだけど、彼のトラックそれほど正確。でもドラマの中で聞こえる音楽を聞けば分かると思うけど、別に機械的、、、って感じじゃないでしょ?

順次他のメンバーの事にも触れます。

2013年2月5日火曜日

ベティー・ブルー

25周年記念のBlu-rayが発売になったので買いました。この映画はほんとに好きです。ベネックスが最近どうしてるかは知らないけど、ず〜っと新作を期待してる監督の1人です。

DVDで持ってる他の作品もBlu-rayになるといいけどなあ。特に「ロザリーとライオン」はDVDにもなってないので第一希望ですね。